【報告書】大韓カバディ協会新会長就任式典
日 時: 2007年10月18〜20日
場 所: 韓国(インチョン)
出席者: 富岡会長、上田理事長、折本理事
目 的: 大韓カバディ協会新会長就任式典参列
〔報告内容〕
カバディストの皆さま
広島県カバディ協会
 理事長 上田佳彦

先程、韓国から、富岡会長、折本先生、そして私の訪韓団は、全員、無事に帰国致しました。
訪問について、ご報告を申し上げます。

日にちが、経ちますと忘れることも多く、大筋だけになりますので、印象が深いうちに、ご報告をと思っております。

が、印象が深いだけに、雑記的なことも多く、長文になりますので、ご迷惑をおかけいたします。

大きく4つに分けて、ご報告いたします。
1.鳥の目(背景情報など)
2.観光者の目(黄門様の道中)
3.カバディの目(大韓カバディ協会)
4.アジア大会の目(女子種目実現へ確かな歩み)

ご興味の有るところお読みください。

1.インチョンと言う街
 韓国の中で、経済自由区に指定されたインチョン(仁川)は、大きく変貌をとげようとしています。韓国の第2の都市、プサンを抜いて、日本で言えば名古屋の様になりつつあります。
インチョン広域市は、ソウルの衛星都市に留まらず、2000万人(全国民の半分)の人口が集中する経済圏となりつつあります。

 また、インドとの交流も日本以上で、韓国のサムスングループが、家電製品でインドのシェア、トップに位置するだけに、ホテルで見かける
インド人の方は多く、インチョン国際空港から、ムンバイ直行便が有るなど経済を中心に、積極的な交流が進んでいるのを実感しました。

 ホテルで会ったインド人の方にインタビューしてみると、グジャラートの出身で、ムンバイで働くエンジニアでした。
彼は、2月に一度、訪韓して、提携の企業と打ち合せながら、サムスンに納める家電製品の部品をインドで作っているそうです。

 彼は、インドの消費者が、好む製品づくり(洗濯機などは、着物の織り方が違うのでインドの織り方に合わせた洗い方の工夫など)と韓国企業の企業努力を絶賛しておりました。
また、サムスン、ヒュンダイなどの韓国企業で働く、インド人エンジニアは、軽く1万人を越えて、その職種も、生産現場から、企画開発、IT関連のプログラマーなど多岐にわたっているようです。

 アジア通貨危機が韓国の企業人に与えた衝撃は、大変大きいものでしたが、危機を乗り越えた経験と自信が基盤となり、韓国は、新たな飛躍を目指しています。
さらにその飛躍が実現できるという企業人の成長への確信と意欲、活気を雰囲気で感じることができました。

2.黄門様の道中記
 訪韓経験の豊富な富岡先生。韓流ドラマに詳しい折本先生。
インドに行けば印度人、韓国行けば韓国人になるアイデンティティーの無い上田の三人ですので、まるで、黄門様の道中となりました。

 インチョン空港に着くと、早速、折本先生から、ヨン様が、チェジューを追いかけた空港の解説でスタート。
富岡先生からは、その様変わりぶりを解説していただき、上田はただただ感心しながら歴史を感じておりました。

 また、サムスングループ経営の韓国民族村では、大吟詠やチャングムの誓いのロケ地を感慨深くながめられる折本先生の横で、電線が無い、街灯が無いと見当外れの見学をして、歴史(史劇)ドラマのロケ地ですからと折本先生から、その無知ぶりをあきれられる私。

自販機は、流石に全てサムスン製だとか、遠足に来ている小学生の弁当の中身を印度の御香と物々交換で、分けて貰いながら、中身の充実ぶりを経済成長のお陰ととんでもないことを言って同行の韓国の方から、顰蹙を買っている私をしり目に、サムゲタンの鍋の形状が違っていると指摘して、韓国フォークロアをうならせる富岡先生。

 辛さのわからない舌で、出されたものを何でも食べる私を上田さんは韓国人ですから、遠慮がなく食べていただいておりますが、富岡先生、折本先生は、礼儀を知っておられるので、遠慮されますねと言われるといやいや私は充分にいただいておりますと上品に話されて、場の空気を鮮やかに変える黄門様。
地域によって違うキムチの辛さの違いを指摘して、その繊細な味の違いを指摘する格さん。

数々の道中記は、まだまだ有りますが、脱線も程々で、後日のご披露とさせていただきます。


3.大韓カバデ?会
 ひと言で言うと1年半前の国際試合の折りには、韓国カバディ協会と話させておりました皆さんが、今回は、大韓カバディ協会と自信をもって話される違いです。


 新会長の千(チュンあるいは、チェン)さんは、ドイツの環境技術を韓国に紹介する建設会社のオーナーです。
また、最近、インチョンの地域のキリスト者(プロテスンタント)の信者代表に就任された方です。ホンガンは、北朝鮮の為に、親戚縁者の繋がりを重要視する韓国社会の中で、
そのリーダーとしての資質だけで、ビジネスを進めて来られた40代の経営者。御兄さんは、地元の警察署長。弟さんは大学の先生と兄弟で、通貨危機以後の新韓国の立志伝に語られる家族です。

 千新会長は、ビジネスの分野だけでなく、22歳の若さで、水原地区卓球協会の会長に就任。インチョン地区韓国水泳協会の会長は、現在も努められております。

 今回は、新会長となったと言うことで、カバディ専用のリムジンバスを特注で製作し、選手達にプレゼントされております。

韓国・国体でのカバディのデモンストレーションにも、リムジンバスで出かけるなど選手達は、移動のために運転手付きでバスを利用できる特権を享受しています。

 また、就任の式典は地区キリスト教会で行い、余ったお金を選手のために、使いたいと計画をされておりましたが、兼ねてから交友の有る韓国新大統領候補のイさんから、この機会を選挙のキャンペーンに使いたいと頼まれた事も有り、急遽、計画を変更して、1000人近い参加者を集めて、アメリカ型の選挙キャンペーンイベントにする器の大きさ。


 候補者のイさんご自身もイベントに参加され、挨拶をされておりました。
富岡先生は、おばちゃんに人気のあるイ候補は、当選するだろうと予測されております。イベント参加者の半数以上は、おばちゃんでした。

マスコミの事前調査では、50%以上の支持率で、対立候補に大きく水をあけております。
その政策の経済(新)成長路線を有権者は、支持しているようです。

プサンアジア大会の為に、地域限定になりそうなカバディを韓国全体に拡げる胎動を感じるとともに、2014年のアジア大会は、きっと成功するだろうと言う感触が持てる式典でした。

4.2014年アジア大会カバディ競技女子種目実現に向けて、大韓カバディ協会のユン専務理事は、その得意の英語力を駆使して、アジア連盟のゲロト会長、ラオ副会長と頻繁に連絡をとりあいながら、2014年のインチョンアジア大会で、カバディ競技の女子種目を開催するように精力的に活動されています。

 2002年のハイデラバードで開催されたワールドカップ決勝で、インド女子を応援する体育館の中の5000人以上の観客、そして、全インドに中継されたテレビの前でのIndiaの声援、その声に審判も左右されていたアゲンストの環境の中で、互角以上にIndiaチームと戦った日本女子チームから与えて貰った感動の体験を、ユン先生は、今回も語られておりました。

 ゲロト会長からは、早ければ2008年に、遅くても2010年までには、正式に発表したいと内諾が得られたそうです。
千新会長も前向きで、是非実現したいと話されております。

 日本は元より、アジア全域のカバディ女子選手にとって、朗報です。
正式の発表を待ちながら、2014年のインチョンにジャパンのフラッグを掲げるため、錬磨しましょう。

 また、カバディのデモンストレーションを兼ねて、来年、ソウルでの、国際大会(男・女種目)を開催するための準備も、始まりました。

大韓カバディ協会と日本カバディ協会、プサンカバディ協会と広島県カバディ協会の交流を今以上に、絆が深く、強いものにしましょうというメッセージをいただいた事をご報告の最後と致します。

長文・駄文で、大変失礼いたしました。
ご協力をありがとうございました。


御礼申し上げます。

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